2018年11月24日土曜日

vol.9 葉牡丹

冬の季節花として、花壇を彩るお花
幾重にも重なる葉のボリューム感
寒さにたえて素晴らしい色付きを見せてくれます

切花としても
不思議な魅力を放ち
目を楽しませてくれる

【葉牡丹】別名 花キャベツ
原産地 ヨーロッパ

ブロッコリーやカリフラワーと同じアバラナ科です
牡丹の花に見えることから名付けられました

日本には江戸時代に渡来しました。

原産地のヨーロッパでは古くから野菜として扱われてきました
葉牡丹の原種のケールは栄養価の高い緑黄色野菜として
青汁に利用されます
青汁って好き嫌いが分かれますよね?
余談ですが、ケールを油で炒めて食べたら
とても美味しかったです。

葉牡丹も、身体に良い野菜として食べることができますが
花屋さんの店頭で売られている物は
ほとんど農薬が使われているので
観賞用として楽しむことをお勧めします。

大きなサイズから小さなサイズ、葉の色も形もバラエティー豊富

九州は長崎県佐世保市で生産されている

ワイルドプランツ吉村さん













吉村圭さん

花屋業界で有名な吉村圭さん
お花のことを語るととにかく熱い‼
熱い男としても有名です。
そして生産しているお花の種類がとても多いのです。

露地栽培の葉牡丹は
あちこちに点在していました。
これは
台風直撃に備えてとのこと

1か所にまとめて栽培すると
全滅してしまうので、それを避けるためです。

九州は台風の通り道
毎年台風の時期はひやひやしてしまいます。

















露地だけで8000坪の広さ
車から降りて見下ろす葉牡丹畑は圧巻
思わず、わぁー!って声が出てしまいました。

この日はちらちらと雪が降っていたのですが
寒さ忘れるくらい夢中になって魅入ってしまいました。

スプレー(枝分かれ)タイプもありますが、
この畑の葉牡丹は
芽かきをして1本のしっかりした仕立てにします。

葉牡丹には、ふちがフリル状のちりめん系
葉に細く深い切れ込みが入っているさんご系
葉が丸く見た目がキャベツの丸葉系などあります。
畑の葉牡丹は丸葉系でまわりが白くて中央は可愛いピンク色をしています。

有機質肥料を使った栽培に取り組んでいます(減農薬栽培)
自然いっぱいの環境で植物達にストレスを与えない
伸び伸びと元気いっぱい空に向かってとても力強い!
下まで光が届くように葉かきもきちんとされています。

そして・・・
もうひとつ注目されているのは
有名な染めの技術

その日の温度、お天気、植物の給水度合い…
などなどと一つ一つ工夫して繊細な染め技術
ファンを増やしています。

染め葉牡丹を店頭に置いて
自然の色だと思われたお客様もいらっしゃいました。

















美しいブルーの染め葉牡丹
これからのシーズンにピッタリな煌びやかさがあります!
パープルブルーのグラデーションに
宇宙を感じてしまいました
なんて美しいのでしょう!

この葉牡丹は
染め+スプレーもほどこされています。
スプレーにもかなりのこだわりがあり
ただかけるだけではダメなのだと
またまた熱く語ってくれました。

葉牡丹を飾ってみて
周りの葉の色が変わってきたら
取ってくださいね。

時間が経って、真ん中の部分がにょきにょき出てきて
形が変わる様も可愛らしいです。

葉牡丹のみでも
他のお花に合わせて飾っても可愛い葉牡丹は
とてもとても長持ちして
長く楽しめるのでおすすめです。

オランダ屋では12月に入ると店頭に並び始めます。
ぜひ、お店に足を運んで
その目で可愛い葉牡丹をごらんくださいね!


0 件のコメント:

コメントを投稿