2019年1月31日木曜日

vol12 全国ゆりサミットin高知

リリーアンバサダーとして
会社形態の生花店一スタッフとして
百合の魅力を発信していくために学びたくて
初めて大規模なサミットに出席して来ました。

とても緊張感をもって臨みました。










高知県リリーズファミリー会長
森田浩明さん、真智子さんご夫妻
森田園芸さん




『全国ゆりサミット』

1月25日、26日
全国のゆりの関係者が集結し、ゆりの魅力、今ある課題や問題点を
参加者全員で意見を出し合い、今後の取り組み方針を探り、考え、
行動するために行われました。

第1回目は3年前に埼玉県深谷市で行われました。
サミットを開催するきっかけは雪害からの復興だったということです。

今回はゆりの生産量が全国第2位の高知県で開催されました。
私にとって初めての四国、初めての高知県です。

全国各地から、生産者、市場、中卸、生花店などゆりに携わる人達が270名集まりました。

















サミットのメインテーマ

『ゆりを続ける。』

それぞれの立ち位置から、ゆりを続けていくことを考えていきます。
このメインテーマをふまえて
分科会では4つのテーマにわかれて、意見交換しました。

テーマ1
販売から市場、消費等を議論
「我々は売りにくくなったゆりをどう売っていくのか」

テーマ2
栽培、球根仕入、土壌、施設などを議論
「納得いくゆり作りとはなにか、作り続けるために何ができるか」

テーマ3
社会環境における人とゆりの関係を議論
「ゆりと人の関係性はどのようになっていくのだろうか」

テーマ4
自由テーマで業界を俯瞰した議論
「考える事が次につながる」

「情報共有」「コミュニケーション」「ゆりフェア」「香りの取り組み」「SNSの活用」など、ゆりを次世代につなげるための意見がたくさん出されました。

テーマでまとめた内容は本年中に資料としてまとめられる予定なので、再度お伝え出来ればと思います。

私はテーマ4に参加させていただきました。

いくつかのテーブルがある中で、
リリーアンバサダーテーブルが今回は特別に設けられました。
自由テーマで、他県、他業種のリリーアンバサダーの方と現在の課題や今後のあり方について意見を交換しました。

ある生産者さんは生花店やお客様との繋がりが直接ないので、
先ずは現地のゆりを見て「きれいだよね」と実感して欲しいということでした。

私が産地見学を続ける理由はまずそこにあり、
その花の魅力を感じて、生産者さんの生の声を聞いて、
私自身が好きにならなければ店頭でお客様に心からおすすめできないのです。

ゆりは扱いづらいから苦手という方も
一度、産地でゆりのストーリーを感じて知ってもらえれば
好きになってくださると思います。

生花店スタッフだけではなく、
お店のお客様にも産地見学をしていただく機会を作れば
ゆりの魅力をさらにお伝え出来ると思うのです。

生産者さんとの繋がりをもって情報共有する。

そのためには生産者さんと生花店の間にいる市場の方や仲卸のかたにパイプの役割をしていただいて、
専門家である生産者さんにゆりについて勉強会を開いて教えてもらったり
生産者さんが店頭で直接お客様の反応を見る
生花店が産地でゆりの栽培を見る
ゆりのサンプルの試飾
こういった事が出来れば、もっと広がっていくのではないかなと思います。









今後リリーアンバサダーとしてやりたいことを
書き出しました。






今回のサミットでは
270名というたくさんの方が集まったのに
生花店は9名のみ。
テーマだけみても生産者さんだけの思いを強く感じて
これでは一方通行になってしまうのではないか?と不安でいました。

こういった場にもっともっと生花店の方が入って、
お互いの現状と課題を話すことが出来れば
理解も深まり、ゆりの魅力を発信し続けることが出来るのではと思います。

続けていく。
繋がっていくことが大切なのだと感じた2日間でした。



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