湿地栽培(水耕栽培)のカラー生産日本一の産地さんである
千葉県君津市に行って来ました。
東京から車で高速(アクアライン)を使うと
あっという間に到着しました。
畑地(土耕栽培)のカラーは色が豊富にあるのが
特徴の一つですが
湿地栽培(水耕栽培)のカラーは上品な白いお花がメインです。
真っ白な花を青空に向けてすっと伸ばす
凛とした花姿には潔さを感じます。
【カラー】 Calla-lily
サトイモ科 多年草
南アフリカ原産
奈良陽さん
明るい笑顔で
滑舌良くポンポンと話してくださいました。
カラー生産は5年目。
ん?
その前は?
お聞きすると…
都内で金融会社にお勤めしていたそうです。
なるほど!
身のこなしがテキパキしていて
スーツ姿でばりばりと働く姿が
容易に想像つきます。
なぜ都内から千葉県に越してまで転職したのでしょうか?
お花(カラー)の生産は
自分が元気なうちは
ずっと終わりがなく続ける事ができるので
ご夫婦で決心して移住されたとのことです。
会社員から生産者さんへ。
明るい笑顔で話してくださいましたが
1から必死に勉強して
当初は色々とご苦労もあった事と思います。
また
カラーの生産以外に野菜も作っています。
ご自身のカラーのハウスは
アクアホワイト2棟とウェディングマーチ2棟の計4棟。
ですが
他の方のハウスも見ていて
今は27棟を管理しています。
1棟がとても長くて
それが27棟‼
凄いなぁと思ったら
繁忙期には全てのハウスのドアを開けるだけで
1時間かかるんだよ!
と笑いながら話してくださいました。
アクアホワイトの開花は
9月下旬頃から5月上旬頃。
ウェディングマーチの開花は
10月上旬頃から5月上旬頃。
どちらも
トップシーズンは
3月4月です。
1本から2本花が出るので
1本目で栄養成長や、成長バランスをチェックするそうです。
そして
葉が大きいと花も大きい
と比例するそうです。
こういう成長過程のお話しを
直接聞くことが出来るのは
本当に貴重な時間です。
年間24時間365日
大体平均15℃くらいの
地下水300メートル以上から湧き出ている
井戸水を使っての栽培です。
冬は暖房はいらない
夏は冷房はいらない
夏の場合は
遮光ネットで真夏の直射日光を遮って暑さから守っているそうです。
ハウス内は冬だというのに
ほわっと暖かく感じました。
肥料はジベレリン処理。
固形の物を下に埋めています。
今はちょうど小糸カラーの美しい季節。
ぜひ飾って楽しんで頂きたいと思います。
カラーの大人カッコイイ独特な美しさに
いつも魅了されます。
飾る時は
花瓶のお水は少なめにして
茎を下から切り戻してください。
涼しい場所に置いてあげると
より長く楽しめます。