市場ではケイトとも言います。
昔からよく見受けられるのは
庭などに咲いていた赤くて小振りのタイプだと思います。
今回は
手のひらを広げても、もっともっと大きなケイトウ
茎は石化して平らでお花は横から見ると三角形。
その名は…
【石化ケイトウ】ヒユ属
大野重雄さん
千葉県印西市で20年以上生産しています。
おっとりと優しい語り口。
癒し系という言葉がとても似合う生産者さんです。
ご家族4人で生産しています。
待ち合わせした場所から
圃場を見に行きましょうかと車を走らせると
遠くからでも鮮やかな色彩が目に飛び込んで来ました。
露地栽培が基本です。
大小10ヶ所くらいに点在して圃場があります。
とてもカラフル!
ミックス蒔きした所と
オレンジばかりピンクばかりと単色蒔きした所
発色の良さはピカイチです。
綺麗な形のお花から採取して
取っておくそうです。
↑こだわりポイント!
色も大事で固定させるのが
とても大変だそうです。
絶妙なグラデーション
オレンジ一つとっても
蛍光っぽい色からアンティーク調の色まで幅広い。
同じ色でまとめないといけない場合は
本数を集めるのに苦労すると
大野重雄さんは話します。
このへんのこだわり
大野重雄さんの石化ケイトウへの
熱い思いが垣間見えました
虫もすぐにつくので
週に1度は消毒しています。
病気と虫、自然災害と
植え付けた半分でも出荷出来れば良い方なのだそうです。
こんなにたくさんある石化ケイトウ!
手間隙かけて育てても
台風などで一瞬で価値を失ってしまう。
だからこそ
店頭で手にする石化ケイトウは貴重なのです。
大きいものは植え付けてから
3ヶ月以上の日数が必要です。
2メートル以上と背が高く
お花も大人の女性の顔より大きいくらいです。
三角形が基本的ですが
芸術的な形や曲がりのものもあり
私はワクワクしてしまいました。
しかし
これらは出荷はしません。
とにかく!!!
質に対するこだわりは凄いです。
これで良いかな・・・
ではだめ
これが良い・・・
なのです。
大野重雄さんの石化ケイトウは
名前を聞く前から一目見てすぐに分かると言うフローリストさんが多いです。
それだけゴージャスで仕立てが美しいのです。
飾る時はお水少なめで、お花長持ち剤を入れるのがお勧めです。